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学会案内

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理事長のご挨拶

一般社団法人 日本核医学会
理事長 畑澤 順

 平成29年度の日本核医学会総会(井上登美夫会長)で、引き続き日本核医学会理事長を拝命いたしました。核医学診療の普及、発展のために全力を尽くしますので、会員の皆さまのご支援をよろしくお願い申しあげます。先達の会員の先生方の成し遂げられたご業績に心から敬意を表し、それを受け継ぎさらに発展させ、次世代の会員の先生方にバトンを渡したいと思います。
核医学診療は大きく変貌しつつあります。第8回全国核医学診療実態調査(日本アイソトープ協会)の中間解析によると、SPECTガンマカメラの検査件数は前回同様年間約110万件、PET検査はさらに増加し年間約70万件、核医学治療は年間約12500件、その中でRa-223治療件数が約3700件に達しました。第3期がん対策推進基本計画が閣議決定され、この中に 「国は、関係団体等と連携しながら、核医学治療について、当該治療を実施するために必要な施設数、人材等を考慮した上で、核医学治療を推進するための体制整備について総合的に検討を進める。」と記載されております。「核医学」が国の施策の中に初めて記載されました。日本核医学会として関係団体などと協力し、核医学診療の普及に向けた活動をさらに加速してまいります。
そのためには学会活動を活性化する必要があります。春季大会の充実を目指します。核医学理工学分科会、放射性医薬品関連分科会、核医学看護分科会が設置され、各々の分野の先生方の自立的な活動が活性化されました。核医学診療に対する患者さんからの期待が大きく膨らんでおり、患者さん、核医学診療に携わる医療人、核医学関連企業、日本アイソトープ協会が協働して、核医学診療推進国民会議が発足しました。この分野への国民の皆様、規制当局のご理解をいただくための活動が始まりました。国内どこに住んでいても等しく核医学診療の恩恵が受けられる「核医学診療の均てん化」が必要です。効率的な人材育成・教育研修のために日本核医学会支部を地域ごとに設置し、各地の会員の皆様の自立的な活動を支援したいと思います。
アジアオセアニア核医学会総会(井上登美夫会長)は会員の皆様のご支援のもと、大成功のうちに終了いたしました。国際原子力機関(IAEA)事務局長天野之弥氏には、特別講演の中で核医学への期待、IAEAからのメッセージをいただきました。日本核医学会賛助会員企業の皆様との懇談の場にもご出席いただき、国際展開への助言をいただきました。今後は2022年世界核医学会京都大会(絹谷清剛会長)に向けて、会員の皆様とともに国際的な活動を継続いたします。
「核医学Theranostics、安全性の追求、国際化」をキーワードに、今後も医療と社会における日本核医学会の役割を果たしていきたいと思います。