PAGE TOP

PETの薬剤製造と撮像:基準と施設認証

PETの薬剤製造と撮像:基準と施設認証

PETの薬剤製造と撮像に関する基準と施設認証

2021年10月12日

PETの薬剤製造と撮像について基準と施設認証が整備された経緯についてお示しします。
PET臨床研究の質の向上を図り、PETの研究成果を医療に普及させるための道筋を整えることを目的に、分子イメージング戦略会議が2010年2月に設置されました。分子イメージング戦略会議は当時の千田道雄委員長のもとPET薬剤の院内製造とPET撮像に関して、PET臨床研究のためのガイドラインの策定と施設認証制度の構築を行う一方、新しいPET診断薬や検査法が円滑に医療に普及するように、規制当局や企業と対話を行い、外国の学術団体とも連携しました。
2013年11月より、これらの標準化と施設認証の詳細を定める作業は、分子イメージング戦略会議から、本学会PET核医学委員会の下に設置された小委員会(PET薬剤基準小委員会、PET薬剤製造認証小委員会、PET撮像法標準化小委員会、PET撮像施設認証小委員会)に移管されました。さらに、PET撮像施設認証に関しては、2019年9月1日に制度が改正されて、PET撮像施設認証小委員会の機能を引き継いだPET撮像施設認証制度委員会という新しい独立した委員会(藤井博史初代委員長)のもとで、認証の仕組みの策定と運用が行われています。これら撮像の標準化と認証については、日本核医学技術学会とも連携しています。
2019年11月には分子イメージング戦略会議は発展的に解消され、発足以来担当していた作業はPET核医学委員会とPET撮像施設認証制度委員会に全面的に引き継がれた形となりました。これに伴って、PET核医学委員会のPET薬剤基準小委員会、PET薬剤製造認証小委員会、PET撮像法標準化小委員会は、専門委員会と改称され、それぞれ、PET薬剤基準専門委員会、PET薬剤製造認証専門委員会、PET撮像法標準化専門委員会となりました。現在に至るまで、これらの委員会、専門委員会が標準化と施設認証に精力的に取り組んでいます。
標準化と施設認証の詳細については、本学会の春季大会、秋の学術総会、本学会PET核医学分科会によるPETサマーセミナー、および独立して行われるさまざまな集会において、会員や関係の方々に情報をお伝えする機会を設けていますので、積極的にご利用ください。

これまでに発表された文書や通知は以下の通りです。

文書一覧(ガイドライン、基準、手順書、申請書)など:

PET薬剤製造施設認証に関するご案内など:

PET撮像施設認証に関するご案内など:

これらに関する講習会の案内および教育プログラムが含まれる学術集会: